北京五輪にかける中国人の思い・それをつかむ企業(日経ネットbizPlus)

2008-08-08

北京五輪開催当日(08年8月8日)の日経ネットで「北京五輪にかける中国人の思い・それをつかむ企業」(日経ネットbizPlusブギウギオンライン)をアップした。約10時間後の午後北京時間8時に、北京・鳥の巣で五輪開会式がスタートした。「度肝を抜かれる」パフォーマンスの中、中国の国民的歌手・劉歓さんが、イギリス人のソプラノ歌手サラ・ブライトマンさんと手をつないで巨大地球儀の上に現れ、「We are together」とテーマソングの歌声が流れた瞬間、朝、日経ネットにアップした記事の中に自分が書いた「世界との結びつき深めたい」という言葉を思い出して目頭が熱くなった。ここまでやってきたなあと思った。昔、キャンパスの中でボロボロのジャケットを着て歩く若き劉歓さんを知っているからこそなおさら感無量だった。あの時、血気盛んな大学生は「中国はこのままだと地球籍が剥奪されるのではないか」とキャンパスで叫んでいたのだろう。あれが北京五輪までたどり着けた「天安門世代」の原動力だったのかもしれない。中国はまだ成長途上で課題も多々あるが、「世界との結びつきを深めたい」という強い思いをバネにこれからも伸びていくに違いない。開会式が終わってその確信がさらに強固となった。

日経ネットbizPlus・ブギウギチャイナ・オンライン第26回北京五輪にかける中国人の思い・それをつかむ企業」(2008/08/08)

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/xu.cfm

北京オリンピックテーマソング「you and me」(YouTube)
Piano- You and Me- Beijing Olympic (YouTube)

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