2016-11-16
★今回のトピックス★
1. 越境ECは来年も現状維持、とりあえず皆さんは安心しましょう!
2.世界最大の通販祭・今年のW11、越境ECで売れた日本商品は?
1.★★越境ECは来年も現状維持、とりあえず皆さんは安心しましょう!
今、中国人の消費パワーは日本で大きく注目されています。
それは、年間数百万人単位で日本に訪れた中国人観光客が見せた 凄まじい購買力だけでなく、正規輸出のルートを通さなくても、 日本の商品をそのまま中国に輸出できる「越境EC」の爆発的な成長ぶり をみても、中国人の消費パワーを日本国内で実感できるわけです。
去年の1年間で、越境ECに対して「免税」という特別な優遇策も適応されたため、 まさにあっという間に大きく伸びてきました。 その恩恵を受けている日本企業や日本商品ももちろん少なくありませんでした。
ところが、今年4月には、越境ECの政策変更が発表され、免税がなくなり、 正規輸入と同じ厳しいルールが適用されるなど、状況が一変しました。
まさに晴天の霹靂。急な政策変更にあ然とした日本企業も少なくありません。
中国国内通販企業からの猛反発を受けた中国の行政機関は、 いったん発表した政策を撤回し、税金は少し高まったものの、 正規輸入のような厳しいルールの適応は結局、 「1年間の執行猶予」と見送ることになりました。
でも、来年の4月以降ははたしてどうなるかのでしょうか? 国内外の企業は皆、気にしてしょうがないです。
やっとここにきて、11月15日に中国政府商務部が新しい発表を行われました。
その内容をみたら、とりあえず皆さんは安心して大丈夫ということでした。
分かりやすく言いますと、とにかく「現状維持」なので、 今のところは来年4月になっても何も新しい政策変更は行われないということです。
とりわけ化粧品、育児用品(粉ミルクなど)、医療機械、健康食品など 一番心配される分野では、正規輸入と同じような厳しい「正規輸入資格」の取得は、 今のところは必要としない。
もちろん正規輸入はできませんが、コストが比較的に安く、 かつスピードも速い「越境EC」を使って、 中国に輸出することはとりあえず、問題ないということです。
まずこの情報を皆様に速くお届けできればと思います。 下記は商務部が11月14日に発表した談話の日本語訳です。 (役所文書なので少し硬いが、なるべくそのまま忠実に訳させていただきました)
★商務部の報道官による、越境EC小売輸入の管理監督猶予期間に関する談話★
国務院の批准を受け、2016年5月11日より、我が国は越境ECの小売輸入 の新たな管理監督要求について1年間の猶予期間を設けた。 猶予期間中は、継続して実験モデルに則って管理監督を実施している。
天津、上海、杭州、寧波、鄭州、広州、深セン、重慶、福州、平潭などの 10のテスト都市で運営されるネット通販の保税商品が保税区に入る際には、 通関資料の審査はいますぐ必要としない。
化粧品、ベビー粉ミルク、医療機械、特殊食品 (保健食品、特殊医学用途処方食品など含む)の 初輸入時の輸入許可申請や登録についての要求は、しばらく執行を見合わす。
また、全ての地域の直接購入モデルについても、 上記の商品の輸入許可申請や登録の要求はしばらく執行を見合わす。
猶予期間中、越境ECの小売輸入は順調に発展し、 地方の管理監督部門は業務に改善を重ね、 企業に模範的な管理監督に適応させる事に重要な役割を果たした。 同時に、関係部門も業界の健全な発展促進や消費者の利益・安全面から、 管理監督方法の最適化の研究を行った。
商務関連部門は、越境ECの管理監督方法の移行を確実に推進するため、 上記の猶予期間を2017年末まで延長することに同意した。 猶予期間中、関連企業は自社管理を強化し、商品の品質保証・リスクの抑制に務め、 模範的な管理監督要求に適応し、共に越境ECの健全な社会環境を創りだし、 管理監督方式の移行を順調に実行するため十分な準備を行わねければならない。
中国語原文はこちら中国政府商務部サイトを御覧ください
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M505490&c=5687&d=f346
2. ★★世界最大の通販祭・今年のW11、越境ECで売れた日本商品は?
先週日曜の11月11日は世界最大の通販祭の日。日本語ではW11(ダブルイレブン) 中国語では光棍節(独身の日)と呼ぶこの日には、 メイン会場のアリババ社の通販サイト「天猫」で、国別の取引総額は日本が1位、 そしてユニクロが、2分53秒で売上1億元を突破という快挙を達成しました。
今年のW11は、とりわけ「越境EC」が注目されているが 弊社運営の微信アカウント「日本品質ランキングは」は、 越境EC商品を扱う「天猫国際」で取引額が1万元を超えた 日本の人気商品をまとめました。 中国語の内容ですが、画像がメインな内容なので 下記ぜひご参考ください↓↓↓