もはやSNSだけでない!ライブ動画、ユーザーレビュー...

2016-06-22


★ 今回のトピックス★

1. もはやSNSだけでない!ライブ動画、ユーザーレビュー...

進化し続ける中国の口コミ拡散の最前線~~

2.7/1(金)弊社自主セミナー開催のお知らせです!

 ★2016年、中国における日本商品情報拡散の最新トレンド
 ★中国で今、一番流行っている情報拡散ルートTop5!

3. 弊社最新著書『中国人の心をつかむ 「爆買い」集客・接客術』が発売開始


◇◇◆~1. 進化を遂げつつある中国の口コミ拡散の最前線~

★★とにかく動きの速い中国市場、もはやSNSだけで語れない!

日本ではブームは半年~1年は続くが、中国では3か月で次に移ると言われています。
最大の理由は、人口の規模も大きいので、新しいネットサービスが生まれると、すぐに大きなユーザー層がついてしまい、新しいトレンドとして成り立っていくわけです。

そして人気が出れば、皆が「人気に乗り遅れないように」と争うようにかかわってくるのも、また中国の特徴です。特にマーケティング上注目しているのは、コミュニケーション・ツールの分野における、中国での急速な進化ぶりです。

たとえば、スマホ上のSNS「微信(We chat)」は、その前身であるチャットツールの「QQ」以上に、中国人民の情報交換のメインツールになっています。その規模はすでに微博(weibo)を上回って発展・拡大してきています。
日本人も今は「中国人に情報を伝えるには、やはりSNSだ!」と言いますが、実は、日本人が中国のSNSのパワーに気づいている時、中国現地ではまた新しい方向に向かい始めています。

最近は、「美拍」「秒拍」「小紅唇」といったライブ動画配信アプリは、気軽な情報発信ツールとして人気を呼んでいます。特に発信役であるトレンドリーダーたちは、「ライブ動画配信」などの最新ツールを上手に使って情報発信しており、日本製品の売れ行きにも影響を及ぼしています。

★★最近の流行情報発信役のトレンドリーダーはだれだ?

これほどスマホやSNSが普及する前、具体的には、微博がPCで多くの人にミニブログとして使用されていた3~5年前くらいは、芸能人やパワブロガーが「この商品っていいよね~」とブログにアップするだけで流行やブームを作っていた時代がありました。日本で言えば、80年代、雑誌「Hanako」に掲載されれば何でも話題になっていたのと近いと思われます。

ただし、このような仕掛けは、いつも似たりよったりだったり、実態が伴っていなかったり、消費者の目が肥えるなど、もあってか、長くは続いていません。

現に、「パワーブロガー」というような言葉自体は、もはや中国の実態にそぐわなくなってきています。

発信力のある若い女性のトレンドリーダーは、微博(ミニ・ブログ)というツールに止まらず、「ライブ動画配信」「ユーザーレビュー」「通販」などの人気アプリ、そして女性の溜まり場であるBBSなど複数のツールを上手に使いこないしながら、情報発信をしています。

文字情報の発信力に優れる人がいれば、映像中継に長ける人もいます。

注目度の高い「ライブ動画配信」の場合、視聴者は数万人に及び、次から次へと質問が飛んできてどんな商品がウケるかが一目瞭然です。発信者と信頼関係のある視聴者から、購入のオーダーも次々に入ってきて、先日の上海体験会では、会場に持って行く商品が一瞬にして売り切れてしまいました。

弊社上海で開催した体験会

本当に影響力のあるトレンドリーダーをみると、実際の発信内容や発信方法はどれもかなりクリエイティブです。

私たちは常々主張するように、「機械で増やす可能性もある」フォロワ―の数字を唯一の判断材料としない。本当に影響力や発信力があるかどうかは、本人の実際の発信状況をみながら、判断すべきです。

来日した本物のトレンドリーダーと数日間、ともに行動してみたが、彼女たちのライブ動画配信などをそばで見ていると、大変な労力をかけていることが分かります。

本物のプロは、皆、努力の賜物です。誰でも簡単にできるようなことではありません。

こうした中国の最新トレンドを上手に取り込んでうまく情報発信をしていくには、やはり現地に深く入り込み、彼女たちと信頼関係やネットワークを作らないと始まりません。

そして、今年に入ってから、私たちは日本企業を中国現地のイベントにどんどん誘い出しています。

中国に足を踏み入れて、実際、日本商品を買って使っている人たちと対面すれば分かりますが、彼女たちは、日本の商品に対してもっと素直な「感覚」で接しており、本当に受け入れる日本製品に対してその情熱も半端ではありません。

こうした現地の消費者と会えば、またしっかりと地に足の着いた流行や話題はどのようなフローで発生してきているのかが、見えてきます。

★★「圏子」内と圏子をまたがる情報発信が大切

中国は口コミの社会と言われています。少し乱暴にまとめると、4千年という長い期間、広い国土を統治する中で国民が生きていくために養われてきた生きる知恵の1つだと思われます。

口コミは、『圏子』と言われる、「同郷や同じ学校や似た価値観を持つ信頼関係のある集まり」が基本になっているようです。日本で村や地域といった共同体が、経済発展に伴い崩壊したのと同様に、中国でも圏子は崩壊しつつありましたが、近年のSNSの進化は、そのような圏子の繋がりを再生させたようです。

多くの中国人は、微信内で「同じ小学校の仲間」や「同じ大学の仲間」などそれぞれのグループチャットをはしごして楽しんでおり、圏子はネット上で復活したような状態になっています。

そして今、その中で、新しいものが好きで、他人にも伝えたいタイプの人が発信する情報が流行の発生に大きな影響を与えています。これだけなら狭い共同体だけでのブームにしか過ぎませんが、ネット社会では圏子は複数にまたがっており、情報はクロスオーバーし、個々の圏子の枠を超えてより大きな広がりを見せているようです。

トレンドリーダーは言ってみれば、この「圏子」のリーダーのような存在です。SNSやアプリを使って情報発信を職業としてやっているトレンドリーダーもいれば、日本商品に対して感度は高いが、情報発信はあくまでも趣味としてやっているトレンドリーダーもいます。

私たちから見れば、どれも重要な役割を果たす情報発信源です。本物のトレンドリーダーとパートナシップを作り、彼女たちにまず感動してもらい、それをきっかけとしてもっとたくさんの愛用者を増やしておきます。

ライブ動画、ユーザーレビューなど、新しい発信ツールが出てくれば、それらもどんどん活用して発信を強化していけば良いです。

◇◇◆~2.弊社自主セミナー開催のお知らせです!


【2016年7月1日(金)14時開催・弊社自主セミナー】
 ★2016年、中国における日本商品情報拡散の最新トレンド
 ★中国で今、一番流行っている情報拡散ルートTop5!


■中国の流行は3か月を一つのスパンとしてどんどん変わる。ネット上の口コミ拡散もまさにそのようなスピードでどんどん進化しています。

■微博、微信といったSNSは、日本企業にとってもなじみのある存在になってきたが、しかし、当の中国では、スマホ上のアプリケーションといった新しいツールを使ってネット中継、ユーザレビュー、画像検索、そしてスマホ通販といった形でどんどん進化しています。

■訪日中国人は増えているが、百貨店の売上げが下がっています。中国人客はいったいどこに行っているのか?

2015年は「日本で人気No.1」といえば、商品は売れたが、リピーターや個人客がどんどん増える今年では、中国人客は、自分に合った商品を上手に探し求めるようになってきました。

中国の新しい情報拡散のトレンドを知らないと中国人客へのアプローチは語れない。

■弊社がここ最近の現地イベントで掴んだ最新情報をお伝えします。

これを知らずに中国人消費者の心は掴めない!

今後の中国人向けマーケティング戦略をご検討中の皆様、奮ってご参加ください!!

【開催日時】7月1日(金)  14:00~16:00

【開催場所】東京都中央区日本橋久松町11-6日本橋TSビル5階

【講師】中国市場戦略研究所 徐向東など

【参加費】セミナー受講および資料セット 一人あたり5000円(税込、資料代込)

【お申込人数】お申込人数が多い場合は抽選とさせていただいます。

【お申込方法】

 ・以下の必要事項をご記入の上、下記アドレスに送信

  info@cm-rc.com

  氏名・社名・電話番号・メールアドレス

 ・お電話で 03-5651-8106(8107)

◇◇◆~3.弊社の新しい著書や雑誌寄稿などのお知らせです!

★ 弊社最新著書『中国人の心をつかむ 「爆買い」集客・接客術』が7月1日に全国書店の店頭に並び始めます。それに先立って下記、アマゾンのサイト上では予約販売をすでに始めています↓↓

http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M442384&c=5057&d=e97c

★ジェトロ「中国経済」6月号には、弊社の中国越境ECに関する最新記事「中国越境EC最新動向」が掲載されました。日本国内では、中国越境ECに関する最も詳細な解説記事とされています。

★その他の雑誌記事の掲載などは弊社サイトご参考ください:www.cm-rc.com


▼CM-RCメルマガのURL: http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M442385&c=5057&d=e97c(興味のある方に、ぜひ購読をお勧めください)

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