2013-11-30
中国の消費パワーがますます注目されています。「中国人に売りたい」「中国人のお客さんに店に来てほしい」。こう願う日本の企業が増えています。どうすれば中国人に自社商品の情報を届けられるのでしょうか?そのためには、今やWEBの活用が欠かせません。
中国にはいまだに「ニセモノ」が多く、消費者はある商品に興味を持つとまずネットでその商品や製造企業の公式サイトを調べることが多いことがあります。
ですから、中国人に売るには↓
ただし、単に、日本語の公式ウェブサイトに中国語ページを増やすだけでは、
効果はゼロに近いのです。
日本国内のサーバーに載せたサイトは、
中国ではなかなか開けないため、
中国人に情報を発信するのなら、
それだけではありません。さらに、次に注意すべきなのは、中国人が興味を持つウェブサイトは、*日本人の指向とは必ずしも同じではないことです。今回は、これまでいくつかの日本企業の中国語サイト構築を経験した弊社上海現法のウェブデザイナーの谷さんに、中国人を引き付けるウェブデザインの主なコツをまとめてもらいました。
ユニクロは今、中国で人気の高い日本ブランドです。ユニクロの中国語サイトをみれば分かるが、非常に大きな画像を使っています。日本のような小さいアイコンやイラスト、細かな文字がたくさん詰まったウェブサイトは、中国人にとっては「分かりにくい」サイトになります。小さい画像と細かな文字を使って長々説明するよりも、ブランドコンセプトやブランドイメージをビジュアルで表現した大きくてきれいな画像を使うほうが、中国人にとっては目を引くサイトになります。
大きくてきれいな画像があるだけでもダメです。画像にストーリー性を持たせないとダメです。「この商品が自分のライフスタイルとどうつながるのか」「この商品を使うと、どんな良い事があるのか」などの要素を画像に取り入れる必要があります。ネット通販サイト「タオバオ」で人気の店舗の写真には、実際にモデルが着用している、または背景に生活シーンを盛り込んでいます。このように、中国人の目を惹くことができなければ彼らはすぐ他のサイトに移ってしまいます。自分が使用している場面を想像しやすい画像は中国人の目に止まりやすいです。つまりブランドイメージやブランドコンセプト、商品の特徴や機能性などをストーリー性のある画像を使って表現すべきです。
日本ではよくシンプルで統一感のあるサイトは洗練されたサイトだといわれますが、 中国では、大胆なレイアウト、大きいサイズの画像と写真、そしてインパクトのある文字、、、このようなデザインを施したサイトが「立派な」サイトだといわれます。日本のデザインにこだわらず、中国人が「立派」だと評価してくれるサイトを作るべきです。
中国は日本と違って、ノートパソコンの普及期を経ずに急速にスマホ(スマートフォン)が普及し、今年(2013年)のスマホ人口はすでに4億人近くになっています。中国では、このスマートフォンやタブレット端末の急速な普及により、今、レスポンシブ・ウェブデザイン(RWD)、すなわちパソコンだけでなく、スマートフォンやiPadなどのタブレット端末などでも閲覧しやすいウェブサイトのデザインが増えています。欧米の有名ブランドのサイトをみても、スマホ対応のデザインを採用している企業が多く見られます。
現地で中国語サイトを立ちあげましたか?そして、せっかく立ちあげた中国語サイトは中国人の目を十分に惹き付けるものとなってますでしょうか?弊社のほうでお力に立つことがあればいつでも気軽に声をかけてください。
中国市場戦略研究所上海現地 谷小妍、ジェニファ