2017-05-25
インバウンドと越境ECのプロモーション成功法(1)
ゲスト:徐 向東氏(中国市場戦略研究所 代表/多摩大学院 客員教授)
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インバウンドと越境ECのプロモーション成功法(2)
ゲスト:徐 向東氏(中国市場戦略研究所 代表/多摩大学院 客員教授)
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http://www.bbt757.com/servlet/content/36566.html?_ga=2.262163780.932283770.1496212461-1835471903.1496212461
【概要】:
越境ECは中国の巨大市場において、成長が最も著しい。日本製品の売上げも順調で、2016年は約9千億円超とも言われる。前回は越境EC市場の全体規模や成長率を見てきたが、やはり現地のことは現地の方に聞くのが一番ということで、中国市場戦略研究所代表であり、多摩大学員客員教授も務める徐向東氏を招き、リアルな中国の話を聞く。越境ECを中国人はどう捉えているのか、インバウンドの現状や、中国内での買い物スタイル等、現地にしか分からないことを解説していただき、日本企業進出のポイントを探る。
2016年、中国観光客による日本での爆買いが落ちてきたと言われるが、円高が主な要因であり、中国元ベースで見ると、インバウンドと越境ECの伸びは続いている。成長の背景には、近年の中国経済低迷がある。政府は何とか成長率を上げようと取り組んでいるのが、特に越境ECだ。
現在は日本製品の輸入が目立っているが、将来的に中国製品を輸出しやすいようにし、世界へ売るという目算がある。中国人の通販事情を見ると、ほとんどスマホから情報を得て、買い物をする。世界最大のネット大国であり、人口13億人のうち7億人がネットへアクセス、口コミやチャットも盛んだ。話題の商品はネットを通してあっという間に広がり、日本製品の人気も口コミが発端だった。中国ではフェイスブックやグーグルが使えないので、SNSの中心は微博と微信だ。この中で「圏子」という似たもの同士の場ができ、リーダー的存在が情報発信をしていく。商品の実況中継等を行い、面白いニックネームを付けて話題性を高める。購入の中心は、電化製品から化粧品や日用品に変化し、リピート客獲得のチャンスが広がった。日本企業はまずインバウンドで商品を手に取ってもらい、帰国後、越境ECでリピートしてもらうのがベストだと、徐氏は言う。
中国通販には数種類のタイプがあり、例えば日本の楽天のような出店型は、天猫国際とタオバオという強力なサイトがある。Amazonと同じ自社通販タイプにはJD.com 、スマホアプリで商品を絞って売る小紅書等、数字的概念が取れないほど市場が広がっている。また、興味深い文化として、11月11日「独身の日」といった特別な日は、購入率が一気に盛り上がる。日本企業の鍵は、パワフルでスピードの速い中国ネットの情報を見逃さないようにし、独自文化を理解しながら売り込みをかけることが効果的だと、講師は解説する。その上で、商品のよさをじっくり体験してもらい、リピート買いに結びつけることだ。詳しくは徐氏の著書『中国人の心をつかむ「爆買い」集客・接客術』を参考にされたい。
【放送時間】
【放送内容】訪日爆買い・越境ECなど最新中国人の消費動向
最新中国人ネット環境(1)
最新中国人ネット環境(2)
2016年に個人訪日増
SNS(微博/微信)の普及状況
本当に拡散できるルートはいったいどこ?
中国人観光客買い物の変化
急成長する越境EC
主な越境ECサービサー ①出店型タイプ
主な越境ECサービサー ②自社通販タイプ(1)
主な越境ECサービサー ②自社通販タイプ(2)
主な越境ECサービサー ⑤海外直送タイプ
主な越境ECサービサー ⑥スマホアプリタイプ
中国のEC市場 ①規模(1)
中国のEC市場 ①規模(2)
越境EC市場規模
越境ECのゆくえ ②税制の変更
弊社が実施した日本在住中国人による商品体験会
上海での日本爆買い商品体験会・メディア報道・ネット口コミ拡散
40人参加者の公式SNS記事拡散で一気に数万人規模に
6月17日 日本商品体験会参加者の発信
上海体験会後のユーザーレビュー掲載結果
中国大手化粧品関連ポータルサイトの記事掲載
ライブ動画生中継アプリが最大の人気を呼ぶ
画像で日本商品を検索、「@コスメ」から「価格.com」→購入まで
2016年W11の結果概要 ①ボリューム
2016年W11の結果概要 ②ランキング(1)
2016年W11の結果概要 ②ランキング(2)
成功事例 フェイスマスク
成功事例 美顔器、等々