2015-06-18
日本経済新聞出版社から弊社の新著が出版されました。書籍名はずばり、『「爆買い」中国人に売る方法~これが正しいインバウンド消費攻略』。
ゴールデンウィークの間から10万字ほど一気呵成に書き上げました。書店の店頭に並び出すのは来週6月25と26日頃だと思いますが、すでにアマゾンから予約購入できます。
下記リンクをクリックしてください:
■ 日経出版の編集者がつけた「キャッチコピー」は下記の通りです:
心理と行動を知れば、もっと売れます!
あなたの会社も無関係ではない。中国人の心理と行動を読み解き、新たなビジネスチャンスをつかむ!
■本の概要を簡単に書くと、こんなことです:
本書は、著者と中国市場戦略研究所のスタッフが、訪日中国人の生の声を聴き、そこからインバウンド消費の実態を紹介、そこから見えてくる消費性向と、それへの対応策を解説する。著者ならではのディテールにこだわった記述となる。多くのマーケッターの参考になる情報・ヒントが満載。
★★タイトルはいたって普通ですが、「いったいどんな本なのか?」については、目次案を下記において全部公開しますので、これをご覧になれば、どんな内容なのかもお分かりになると思います。(重点部分は第2部と第3部です)
1.1億人の中国人が世界で爆買い
◆ついに中国人観光客に10年間ビザを与えるようになった米国
◆ロンドンでもパリでも「ブランド狩り」の中国人で大にぎわい
◆中国人が韓国観光業の半分以上を支えている
◆年間4000万人が香港で爆買い
◆高齢者に人気な台湾、リピーターが多いタイ
◆夜の新宿のドラッグストアは中国人に占拠されている
2.統計では見えない来日中国人富裕層の実態
◆ビジネスビザでやってくる富裕層
◆日本で欧米ブランドを買い漁る理由
◆麻布で億ションを契約して銀座で30万円のコートを買って一日で帰国する中国人
◆富裕層こそ、中国人同士のネットワークに依存する
◆高級時計をまとめ買いする転売業者
◆金持ち中国人は一人あたり70万円~150万円も買物している
◆日本人よりも日本刀や南部鉄瓶を精通している中国の富裕層
◆来日富裕層の消費は、「モノ」から「こと」にシフトする
◆「富二代」は羽田に飛んできてお台場でデート
1.爆買の背後にあるのは「安全・安心・健康」への大きな不安
◆Made in Japanを買いたいというより、「安全・安心」を買いたい
◆日本の商品は中国人にとって「安全・安心」の宝の山
◆中国人が日本で爆買いしているのに、中国で売れる日系ブランドが少ないワケ
◆中国人の消費性向をうまくつかんだ日本企業が少ない
◆行き当たりばったりだが、実は「計画的」な中国人の消費行動
◆「プロセス重視」の日本人と違って、中国人は「結論ありき」
2.中国人は信頼できる人の口コミに頼る
◆中国人はそもそもテレビや雑誌・新聞をそんなにみていない
◆中国人はそもそも広告宣伝を信用しない
◆中国人はネット上のやらせを看破している
◆中国人は「圏子(チィェンズ)」の中に生きている
◆中国人は信頼できる人の口コミに頼る
◆日本人よりも日本の商品を知っている中国の達人たち
◆訪日前に買物リストが出来ています!
◆中国人の消費性向は一言といえば「横並び」
◆スマホ普及で、口コミは瞬間風速的に拡散する
◆Webにあふれる「日本の人気商品ランキング」
◆スマホの向こうにいる奥さんが指差して「これを10本買って帰れ!」
3.中国人の消費性向はインターネットに向いている
◆中国は世界一の「電商」大国
◆これからは「微商」の時代
◆サムスンに勝った中国のジョブスは中国一「ネットコミュニケーション」達人
◆ネットコミュニケーションができないと、中国人客をつかめない
1.日本人の中国人観光客対応は間違いだらけ
◆日本は、中国人観光客対応の世界発展途上国
◆日本人が知らない中国のスマホ決済の凄さ
◆「物事をシンプルにもっていく中国人」VS.「物事を複雑にもっていく日本企業」
◆「キレイにやろう!」のようなインバウンドは、中国人客に合わない
◆中国語POPは東京人のセンスで作ったらアカン
◆ガイドブックもカタログも見ない中国人への対応策
◆情報を「検索」するのではなく、スキャンする中国人への対応
◆中国人リピーター客を増やす「必殺技」は実はこんなに簡単
2.中国人に爆売りするための正しいマーケティング
◆日本企業や自治体の「オフィシャル中国語情報発信」を改善する
◆温水洗浄便座の爆買いから見えた中国人に効く口コミの広げ方
◆中国人が買い漁っている「健康水」「神仙水」に見るヒント
◆観光名称の中国語ニックネームを募集するイギリスのやり方
◆「アリペイ」に「イケメン」~韓国人は日本人より中国人の消費性向を分かってい る
◆中国の若者は日本の流行文化と時差がない~中国人向けの販促にも「壁ドン」を
3.インバウンド対策最大の盲点は「日本に住む65万人の中国人」
◆日本の小売業の店頭には、大異変が起きている
◆田舎のドラッグストアでも「花王おむつ」がまとめ買いされるワケ
◆輸入代行業者は「口コミ」の達人
◆一人の留学生の心をつかめば、何十人、何百人の中国の若者をとりこにできる!
4.訪日中国人に対して成功できれば、中国国内市場も制覇できる!
◆日本国内で中国人に売れる商品は、いずれ中国でも売れる
◆日中が自由貿易となる日に備えよう
★★目次は以上の通りです。全部で210頁になる本です。
この本の「まえがき」には、こんなことを書きました:
日本政府総務省の家計調査によると、2013年の日本の定住人口1人当たり消費額が約123万円です。訪日中国人観光客5.2人で日本人の1人当たりの年間消費額に相当します。日本の社会保険や福利厚生がいらない、いわばまったくコストのかからない「純消費人口」です。少子化や高齢化で国内消費が伸び悩む日本にとってその重要性はいうまでもありません。
★皆様のお仕事においてこの本が少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ皆様がご一読の上、ご叱正を賜れば幸いです。
★最後に下記、弊社インバウンドサポート・サービスもぜひご参考ください: