2007-02-14
『中央公論』誌最新号(2007.3)の「中国をもっと深く知るための30冊」は、拙著を取り上げました。
下記、同誌P211~P212から引用「中国人をなめてはいけない。中国の大衆は、日本人と同等か、それ以上のセンスをもっている。そんなことを考えさせる一冊が徐向東『中国で「売れる会社」は世界で売れる!』である。日本を代表する名門ブランドの家電製品が、なぜか中国市場で売れない。携帯電話でもパソコンでも、韓国製品やヨーロッパ製品に惨敗している。韓国人は、中国人の嗜好を徹底的に研究し、社運をかけて最新かつ最高のデザインの商品を開発し、それを中国市場に投入する。いっぽう日本の名門企業は、ブランドとしての権威の上にあぐらをかき、そんな努力を怠っている。日本企業の側からは別の言い分もあるだろう。が、中国人である著者の論旨は、明快である。中国の消費者の心を掴みたければ、真剣に中国人を研究せよ。「日本」というブランドが神通力をもっていたのは、もう過去のこと。――これはビジネス分野に限らず、他の分野でも応用できる教訓であろう。」
作者の加藤徹先生、取り上げてくれて、ありがとうございます!