2009-07-29
6月に、上海オフィスで化粧品の定性調査を連続で実施した。化粧品の仕事は定期的にやっているが、上海女性による消費力が、相変わらず右肩上がりであった。対象は前回同様月収3000~5000元のホワイトカラー層だが、2008年末に比べると化粧品に使うお金が明らかにアップしている。
上海女性のスキンケアに対する興味は総じて高い。洗顔に化粧水、そして乳液にクリーム、さらに日焼け止めクリーム、週に2,3回の顔パックに加えて必ず一度はエステでスキンケア。それでも「しばらく使うと抵抗力が出てきて効果が下がり、常に新しい商品を求めている」という意見が調査でも得られた。少なくともスキンケアに対する飽くなき欲求において、上海の女性はもはや東京の女性を超越しているようにみえる。日系化粧品会社はこのマーケットをどのように攻略するのか、興味深い(黄)。