2010-05-20
日本の化粧品・薬品・健康食品企業が、中国地方都市での販売を試みる案件が弊社のほうで増えている。3月に3級都市の四川省綿陽市で、家庭訪問と流通店頭調査を実施した。北京空港から、綿陽の南郊空港までは3時間にも及ぶ長い旅。綿陽は成都に次ぐ四川省第2の都市で、中国では、テレビ市場シェアトップの長虹集団の地元でもあり、電子工業や高等研究機関が集中する立派な都市だ。
綿陽の家庭月収は約4,000元(訪問した家庭から得られたデータ)。北京、上海、広州などの大都市一般家庭の半分にも及ばないにもかかわらず、健康・美容意識は大都市を負けないほど高い。大都市と違い、高級マンション、高級車を購入する金銭的な負担が少ないため、化粧品や健康食品に月に何百元も注ぎ込む消費者も少なくない。
綿陽のような中国で2・3級都市と呼ばれる地方都市は、経済発展が著しく、巨大な消費力を持つターゲットとして注目されている。今後は、日本企業の事業拡大のための新興市場にますますなっていくに違いない(韓)。
「日本のアパレルブランド」に思わせる綿陽市内のファッションショップ、日本の流行はやはり憧れられているのか。